留学生新聞ニュースWEEKLY
2010.10.20
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●ゾマホン氏の激励に留学生たちも感動
平成22年度の文部科学省委託事業である「専修学校留学生総合支援プラン」の一環として企画された著名アフリカ人タレント、ゾマホン氏の講演会が21日、東京の新宿文化センターで行われた。ゾマホン氏は元日本留学生で上智大学大学院で博士課程まで進んだキャリアを持つだけでなく、来日前は中国・北京言語文化大学院でも研究に従事するなど豊富な留学経験を持つ。この日の講演では、貧しいアフリカの国・ベナン共和国から留学しアルバイトと学業の両立に奮闘した自身の留学生時代を紹介しながら、会場の留学生一人一人と会話を交わすなど、その気さくな人柄で聴衆を魅了した。
「留学生はその国の代表であり親善大使。あなた達はただ知識を得るだけでなく、相手国の社会でどれだけ信用を得られるか、そして将来、相手国と祖国にどういった貢献が出来るかをいつも考え続ければならない」。流暢な日本語と中国語を駆使しながら在日留学生向けに贈った激励のメッセージに、参加した学生達も大きなエネルギーを貰ったようだ。
同プラン事務局では来週29日に、日本で活躍中の先輩と留学生が交流できる学国際交流会も開催予定だという。
なお、同様に文科省委託事業として別会場で行われた「ジョブフェア&インターンシップ」は、日本国内での就職を目指す留学生等が大勢詰めかけ盛況だった。事務局では12月9日(木)にも同様の就職イベントを開催する予定で、うちジョブフェアは、大学・専門学校の留学生であれば誰でも参加できる。詳細はTEL03-3371-2226まで。