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    「みんなの日本語」 教員用指導書が好評-留学生新聞より

    • 2014.09.08 Monday
    • 19:40
    留学生新聞ニュース
    2014.9.8
    ● 「みんなの日本語」 教員用指導書が好評
    〜中級後期レベル「教え方の手引き」が刊行!

     日本語学校などで、
    日本語教材のバイブル的な存在として知られる「みんなの日本語(発行:スリーエーネットワーク)」を効果的に活用するための、教員用指導書が好評だ。すでに発売された初級(1と2)及び中級1に続き、今年6月には、よりハイレベルな中級2の「教え方の手引き」が刊行され、話題となっている。

     「みんなの日本語中級2」は難易度でいえば概ね中級後期レベルで、上級へのステップアップを視野に入れながら、学習方法についても初級・中級初期段階からは発想を転換しているところに大きな特色がある。

     いわゆる中級レベルでは「読む」「書く」「話す」「聞く」の4大要素をバランス良く習得することが求められるが、「中級2」では、こうした総合的な日本語の運用力に加え、日常の様々な状況に応じて日本語をスピーディー且つ的確に把握し、即座
    に対処できる適応能力を育成することにも重点が置かれている。

     何語であれ、言語をマスターしていく過程においては、一つ一つの単語や文法に囚われすぎることなく、大まかな会話の大意を把握できるようになるのが、ステップアップへの重要な一里塚となるが、それには一定の段階から学習方法を大胆に変えることも必要で、教える側からすれば、学習者の達成度に応じて指導方法にアクセントの違いを加えていく工夫が求められるところだ。

     「みんなの日本語中級2 教え方の手引き」では、新出単語の確認→文法練習→会話を聞き書く、といったオーソドックスな指導の組み立てを敢えて排し、文章や会話の大意把握から始めるトップダウン方式を採用。12課ある各課ごとに「読む・書く」
    と「話す・聞く」に分けて明確な学習目標を設定し、授業の中で留意すべき点、具体的なヒントやエピソードの与え方、学習者を評価する上でのポイントなどが、各課の内容に沿う形で丁寧に解説されている。

     また、煩雑になりがちな新出単語は、各課の冒頭にまとめて掲出しているほか、巻末の資料編にも用法ごとに一覧で整理し、教員が学習者の状況や授業の進捗度に応じ、随時選択できるよう配慮している。更に「文法・練習」の部分には、例文を数多く引用し、外国人に教える際にポイントとなる留意点がコンパクトにまとめられている。なお、巻頭には各課ごとの構成と使い方、及び教授法が授業の手順と共に説明されているので、これから教壇に立つ初心者にも利用価値の高い一冊と言える。

     現在、「中級2」がターゲットとする中級から上級レベルに至る日本語力の養成は、ビジネスの現場や大学院入学希望者の間で需要が高い一方で、専門の指導書は数も種類も限られるのが現状だといわれ、同書は「みんなの日本語」を活用する多くの日本
    語学校や日本語教員の間で重宝されそうだ。

     

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